The Goodyear Tire & Rubber Company(GT)DUNLOPブランドも保有している大手タイヤメーカー!

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The Goodyear Tire & Rubber Company(以下、グッドイヤー)は、日本のブリヂストン、仏のミシュランと並ぶ世界3大タイヤメーカーの一つです。
イメージし易いですが、タイヤ自体は性能差が付きづらく、コモディティ化が進んでいます。
コロナの影響もあって、2020年の新車販売台数は減少しましたが、それでも年間数千万台が販売されており、タイヤについても安定した需要が存在します。
自動車の動力が電気や水素に代わっても、ゴム製のタイヤが何かに取って代わられることは今のところ無さそうです。
つまり、グッドイヤーなどの大手メーカーは、自動車市場が成長する限り、パイの増大による恩恵を受けられると言えます。
それでは以下に、グッドイヤーの事業内容を見ていきましょう。

タイヤ事業

グッドイヤー全体売上に占めるタイヤの割合は、2020年は約84%でした。

その数は、年間で1.26億本にも及びます。(ちなみに、2019年には1.55億本だったので、コロナの影響を受けて大きく落ち込みました)

タイヤが利用される最終製品は以下の通りです。

  • 自動車
  • トラック
  • バス
  • 航空機
  • オートバイ
  • 土木および採掘設備
  • 農業用機器
  • 産業機器
  • その他

また、タイヤ市場は用途に応じて大きく2つに分類されます。

新車装着タイヤ(OEタイヤ)交換用タイヤです。

これらは、BtoBとBtoCという見方でも捉えることができます。

前者が自動車メーカーなどに販売するのに対して、タイヤ卸(例:オートバックスなど)を通じてエンドユーザーに販売するといった感じです。

グッドイヤーの場合は、交換用タイヤが新車装着タイヤ(OEタイヤ)の約3倍程度多いです。

グッドイヤーは、交換用タイヤの売上を伸ばすために、各種の取り組みを実践しています。

例えば、2018年には、グッドイヤーの卸売流通事業と「ブリヂストン」の卸売倉庫事業を統合して、TireHubという資本比率50:50のタイヤ卸売業の合弁会社を設立しています。

地域ごとのセグメント

次に、グッドイヤーが事業を展開しているエリアについて見ていきます。

主に3つのセグメントに分かれており、南北アメリカ・EMEA(ヨーロッパ/中東/アフリカ)・アジア太平洋地域です。

それぞれが占める売上の割合(2020年実績)は以下の通りです。(単位:百万ドル)

また、グッドイヤーはいくつかのハウスブランドを保有しています。

日本では、グッドイヤーよりDUNLOPの方がよく耳にするかもしれませんね。

経営成績

2010年から2020年までの主な経営指標は以下の通りです。(単位:百万ドル)

売上及び営業利益は右肩下がりの傾向です。

こうした厳しい状況を受け、2021年2月に同業大手のクーパーを約28億ドルで買収する旨の発表をしました。

この買収により、グッドイヤーは特に中国での営業拠点を増やすことができる見込みです。

コモディティ化している製品のため、パイを如何に増やせるが今後のパフォーマンスのカギですね。

※記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスをするものではありません。

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