ONEOK(OKE) ワンオークって何の会社?

S&P500

ONEOK(以下、ワンオーク)という会社をご存じでしょうか。年間配当利回り8%にもなるアメリカの企業です。S&P500にも選定されていますが、何の事業を展開しているかはあまり有名ではありません。あまり有名ではない理由は、米国内でほぼ全てのビジネスが完結しているからかもしれません。馴染みはありませんが、ワンオークの事業について見ていきましょう。

ちなみに、ワンオーケーなどの他の読み方をしているウェブサイトもありますが、公式HPに”pronounced ONE-OAK”とあったので、本記事ではワンオークと読んで進めます。某有名バンドとごっちゃになりそうですね。

天然ガス・液化天然ガスの事業

他の多くの会社と異なり、ワンオークの事業は「天然ガス・液化天然ガス」に関するものでほぼ全てです。

天然ガス・液化天然ガスを収集し、精製し、保管し、パイプラインを通じて供給するというというビジネスを突き詰めています。

下の図をご覧ください。ワンオークの保有する資産を地図上で表現したものです。アメリカを縦断する形で事業を展開しているのがよく分かりますね。

施設の多くはオクラホマに所在しています。ちなみに、ワンオークは元々「Oklahoma Natural Gas Company」という名前で、オクラホマから始まった会社でした。

図にもある通り、ワンオークは天然ガス・液化天然ガスの工場や貯蔵庫などの施設を多数保有しています。図に示されている施設の数値はおおよそ以下の通りです。

①天然ガス

  • 18,900マイル(約30,400㎞)の収集用パイプライン
  • 6,600マイル(約10,600㎞)の流通用パイプライン
  • 大陸中部地域の処理プラント10工場
  • ロッキーマウンテン地域の処理プラント12工場

②液化天然ガス

  • 8,380マイル(約13,400㎞)の収集用パイプライン
  • 4,490マイル(約7,200㎞)の流通用パイプライン
  • 1日当たり920,000バレルの運用能力を持つ8つの分留装置
  • 約2,000万バレルの容量を持つ6つの貯蔵施設

その他の特徴的な取り組み

ワンオークは、アメリカの雇用と国内製造業を支えるという価値観を持っています。

何かを調達する際には、アメリカ製の製品を優先して検討するのが慣例で、サプライヤーにもその旨を伝えているとのことです。

もちろんコスト/可用性/品質/スケジュールなどは考慮した上で、実績として年間支出の95%以上がアメリカ国内で調達されています。

まさに、アメリカ・ファーストと言えますね。

さて、いかがだったでしょうか。ワンオークは、1つの事業を徹底的に突き詰め、利益を最大化し、株主還元を行っているということがよく分かりました。

一見、相場が上下する「資源」1本で事業を展開することはリスクに思われますが、強力な需要を抱えるアメリカ内部で生産から消費までを一貫できるので成り立っているのでしょう。また、SDGsなどでサステナビリティが叫ばれる昨今、石油など比べCO2の排出量も少なく、クリーンなエネルギーであるため、今後も高い需要は続くでしょう。

※記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスをするものではありません。

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