Amphenol Corporation(APH) 史上最高値を更新している部材メーカーのアンフェノール!

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Amphenol Corporation(以下、アンフェノール)は、機器と機器をつなぐコネクタなどの部材・部品を製造している企業です。
例えば自動車は、ネジなどを含めると全部で3万点の部品で出来ていると言われ、精密機器ほど部品1つ1つが重要になってきます。
最終製品を製造しているわけではないので、アンフェノールの製造する部品は様々な業界で使用されます。
目に付かない、縁の下の力持ちですが、株価のパフォーマンスは凄まじく、2010年頃と比較すると約6倍にも達しています。
それでは、以下にアンフェノールの事業を見ていきましょう。

事業

アンフェノールの事業は、コネクタやセンサーなどの機器及びシステム(Interconnect Products and Assemblies)とケーブル(Cable)の2種です。
それぞれが占める全体売上の割合は96%と4%でした。(2020年度)
冒頭にも記載したように、アンフェノールは部品のメーカーであるため、様々な最終製品に使用されています。

以下に、それぞれの分野について、具体的な最終製品も含めて見ていきましょう。

自動車

アンフェノールは、自動車向けの高度な相互接続システム、センサ、およびアンテナのリーディングサプライヤです。
また、ハイブリッド車や電気自動車向けの先進技術ソリューションの開発も行っています。
自動車分野での売上は、2020年の売上高の約17%を占めています。

  • アンテナ
  • エンジン管理・制御
  • 排気監視・浄化
  • 通信
  • 照明
  • セーフティ・セキュリティシステム
  • センシングシステム
  • トランスミッションシステム

ブロードバンド通信

ケーブル、衛星、通信事業用のブロードバンド通信製品について、業界をリードするエンジニアリング、設計、製造の専門知識を有しています。
顧客構内ケーブル、配電ケーブルや光ファイバ部品、さらには通信機器に至るまで、幅広い製品を提供しています。
この分野の売上は、2020年の当社売上高の約4%を占めています。

  • 高速インターネットハードウェア
  • ネットワークスイッチ機器
  • 衛星用機器

民間航空宇宙

厳しい環境下でも安定して動作するよう特別に設計を行い、大幅な軽量化を実現しています。
民間航空会社向けの売上は、2020年の当社売上高の約3%を占めています。

  • 航空機および機体の配電
  • 制御および計装
  • エンジン
  • 機内インターネット接続
  • 照明および制御システム
  • ワイヤ・バンディングおよびケーブル・マネジメント

工業用製品

工業用製品の分野での売上は、2020年の当社純売上高の約22%を占めています。

  • バッテリーおよびハイブリッド駆動システム
  • ファクトリーおよび工作機械の自動化
  • 計測機器
  • IoT
  • LED照明
  • 配電
  • スマートマニュファクチャリング

情報通信技術

売上高の約21%を占めています。

  • クラウドコンピューティングおよびデータセンター
  • ゲームシステム
  • インターネットアプライアンス
  • ネットワーク機器
  • サーバー
  • ストレージシステム

軍事用製品

軍事用製品には、振動、圧力、湿度、核放射線、および急激で厳しい温度変化などの過酷な環境下で、優れた性能と信頼性が求められます。
2020年の当社売上高の約12%を占めています

  • 通信
  • エンジン
  • 地上車両・戦車
  • 兵器・ミサイルシステム
  • レーダーシステム
  • 回転翼機
  • 衛星・宇宙プログラム
  • 無人航空機

モバイルデバイス

この分野では、技術レベルの高さと大量生産能力と新製品の導入スピードが重要となります。
モバイルデバイス市場での売上は、2020年の当社売上高の約15%を占めています。

  • 携帯電話およびスマートフォン(アクセサリーを含む)
  • ノートブック、タブレット、電子書籍リーダーなどのモバイルコンピューティングデバイス
  • ウェアラブルおよびヒアラブルデバイス

モバイルネットワーク

5Gネットワークを含む、現行および次世代の無線通信規格に使用されています。
売上は、2020年の当社売上高の約6%を占めています。

  • アンテナシステム
  • 基地局
  • コンバイナー、フィルター、アンプ
  • コアネットワークコントローラー
  • 分散型アンテナシステム(DAS)
  • モバイルスイッチ
  • ラジオリンク
  • スモールセル
  • ワイヤレスルーター

最後に、それぞれの分野が全体売上に占める割合を円グラフにすると以下の通りです。

また、アンフェノールは売上の46%をアジアで生み出しており(2020年度実績)、北米に依存せずグローバルに展開している企業と言えます。

経営成績

2010年から2020年までの主な経営指標は以下の通りです。(単位:百万ドル)

売上高は順調に右肩上がりに推移し、営業利益率は20%程度を維持しています。
キャッシュフローも安定しており、定期的に大型の投資を行い、営業キャッシュフロー増大を実現しています。
コロナで一時は株価が下落したものの、2021年4月現在では史上最高値を付けており、中々手が出しずらいです。

ただ、事業内容や経営指標からみるに優良企業と言えるので、投資を検討したい銘柄です。

※記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスをするものではありません。

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