今話題のRoblox(RBLX) ロブロックスってどんな会社?

Roblox_logo NYSE

本日IPOでNYSEに上昇したRoblox(以下、ロブロックス)という会社をご存じでしょうか。
時価総額が4兆円を超える規模ということで、上場日には話題になりましたね。
日本ですと、JTやみずほ銀行などの時価総額が4兆円程度で、全上場企業の上位40社に入るほどの規模です。(2021年3月現在)
さて、そのロブロックスですが、ゲーム会社というであるということ以外はあまり詳しく知らない人も多いと思います。上場したばかりですが、そのビジネスの内容について情報を集めてみました。

ビジネスモデル

ロブロックス独自のゲームプラットフォームを提供しています。

ユーザは、自身のアバターを作り、そのアバターを多数のオリジナルゲーム上で操作して遊ぶことができます。
クリエイター(Developers and Creators)は、そのプラットフォーム上でゲームを構築し、またアバターのアクセサリーとなどのアイテムも作成できます。

ユーザは、基本無料でゲームで遊ぶことができますが、アバターに関するアイテムが一部有料となっており、ゲーム上での通貨である「Robux」で課金する仕組みです。
支払われた「Robux」の一部がクリエイターの収益となります。
その他にも、プレミアム会員(特定のサブスク購入者)のプレイ時間に応じた報酬としての支払い、クリエイター間でのコンテンツやツールの販売などでも「Robux」を獲得することができます。

「Robux」を一定以上稼いだクリエイターは、DEP(Developer Exchange Program)という仕組みを通じて米ドルに交換することができます。

プラットフォーム

ロブロックスには、2020年12月末時点で約3260万人のデイリーアクティブユーザ(DAU)がいます。

彼らに快適で安定したサービスを提供しているプラットフォームは、3つの要素で構成されています。

  • Roblox Client

 3Dのデジタルワールドを体験できるアプリケーションです。

  • Roblox Studio

 クリエイターが、3D体験を構築、公開、運営するためのツールセットです。

  • Roblox Cloud

 プラットフォームを支えるインフラです。

ロボロックスは創業以来、プラットフォームの構築に多大な投資を行っています。
 (高忠実度アバター、よりリアルな体験、3D空間オーディオ技術など)
従業員の79%がこのプラットフォームの維持・改善・拡張に従事しており、プラットフォームを最重視していることが分かります。

成長戦略

ロボロックスは、以下の3点を成長戦略として取り組んでいます。

  • プラットフォームの拡張

エンターテイメント、学習、およびビジネスなどの領域に対して、バーチャル空間での活動のサポートを目指しています。
(例えば、Roblox上でバーチャル・コンサート、教室、会議、カンファレンスなど)

  • 年齢層の拡大

現在は小学生くらいの年齢層がメインのユーザです。
若年層は有料サービスの利用が見込みにくく、そのため、すべての年齢層に幅広くサービスを利用してもらうことを目指しています。
実際に、2020年12月末までの1年間で、17歳から24歳のユーザー層のDAUは、13歳未満のユーザー層よりも急速に増加したようです。

  • 全世界へのアプローチ

全世界で利用されることを目標に、テクノロジーへの投資を行っています。
(例えば、自動翻訳や組み込みの地域別コンプライアンスなど)

  • マネタイズ

①クリエイターのコミュニティと積極的に協力して、より収益を高める取り組みを行っていく
②上述したプレミアム会員制度を導入することで、無料ユーザーの有料ユーザーへの移行と、有料ユーザーの維持を促進
③主要ブランドと協力して、Robloxプラットフォーム上で独自のマーケティング機会を構築
なお、既に、Warner Bros Pictures、Netflix、NFL、Marvel、FC Barcelonaなどが、それぞれブランド・コンテンツをプラットフォーム上に導入しています。

今後の展望

ロボロックスがビジネスを展開しているエンターテインメントの領域は競合がとても多く、競争が熾烈です。
例えばYouTubeや各種動画サブスクなどは、ゲームではありませんが、消費者の可処分時間を使用するという意味では競合となります。
この分野は米国だけでなく、中国にもテンセントなどの有力企業がおり、全世界に競合がいます。
今後、ロボロックスが成長していくためには、クリエイターが魅力的なゲームを継続して発信していくためのプラットフォームの整備/拡張、人を集めるシステム作りができるかにかかっていると思います。

4兆円という市場評価の是非は今はまだ分かりませんが、やはりプラットフォーマーであるために、るるろいも期待が高いです。

※記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスをするものではありません。

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